OSK 「レビューin KYOTO III」 その2
さくらタイフ~ンで、もうひとつ。
総踊りになるところで、後ろのせりが上がって、3段くらいになってそこに整列して並ぶんだけど、
平土間1列目:センター桜花、その並びは緋波と貴城と路線若手(櫻子とことりがここにいたか、段上だったか)
2列目:若手と中堅
3列目:超若手
段上がり1列目:高世と桐生&others
と言う具合で、
なんで、二番手、三番手をトップと並びにしないの? と思った。
あとで、降りてくるんですけどね。
段上がりは高い位置だが、客席からは遠いので、案外目立たない。
やっぱり、目の前にセンター桜花、その両横に二番手、三番手、とうい並びをババーンと豪華に見せて、変則の並びに移る、というほうが、観てるほうにはインパクトがあると思った。
***
次、いきましょう。
二幕め 『DREAMS COME TRUE!』 吉峯暁子 作・演出
吉峯暁子といえば、旧OSKではずっと座付きの演出家をしてた人ですね。
旧OSKの最後の公演が『ENDLESS DREAM』だった。
これも吉峯暁子。
夢よ、永遠に・・・と存続の祈りをこめて幕を下ろした。
そして今、「夢がかなった」と、その喜びをタイトルにした(まあまだ前途多難のようだが)。
ここまできた劇団員の感慨を、一緒に感じているであろう吉峯が言葉にした。
私も感慨を覚える。
というわけで、歌詞なんかもそういう思いを抱いて聴くとうるうるもんだが、構成・演出はどうであるかと言うと、作者がプログラムで言ってるように、オーソドックスなショーである。
夢をテーマにしたアラベスクである。
ゆめゆめしいプロローグ、クールに決めるジャズ、スパニッシュがあって、スタンダードで総踊りがあって、アラビアがあって、ロケットがある。
楽曲も、聴きなれたスタンダードナンバーが多い。でも、ビギン・ザ・ビギンやブルームーンやABBAメドレーなんかって、我々にはスタンダードでおなじみだが、お若い方には逆に新しいかもしれない。
***
「アラビアン・ナイト」
これはまさに、ひとりの孤独な男の旅の途中で見た夢ということなんだが。
砂漠を旅する男(桜花昇ぼる)。彼は、滅ぼされた王国の王子で、故郷を追われ、ひとりさまよう。
と、目の前に宮殿が。
ひとりの可憐な少女と出会う(朝香櫻子)。少女はこの国の王女。ふたりは恋に落ちる。
と、そこへ、この国の王が登場。桐生さん、貫禄である。櫻子ちゃんのお父さんにしか見えない。
国王に続いて、妖艶にくねくねしてる女が現れる。牧名ことり。桐生さんとやらしくいちゃつく。彼女は王の後妻だ。櫻子ちゃんの母であった王妃は亡くなった。ことりはその美貌で後釜に入ったのだ。
ことりは、ふたりの間を裂く。
「なにやってるのよ!」バッ!!
「あなたは隣国の王子との結婚が決まってるのよ!どこの馬の骨だかわからない男なんかとくっつくのは許しません・・・ていうか・・あなた、素敵ねえ(と、桜花王子に近づく)・・・いいことしましょう・・ねえん・・」
やらしいー。桜花、たじたじ(困ってないではねのけろ)。
「お母様、やめて!私は彼と行くのよ」気の強い櫻子、継母をひっぱたく。
やったー!
今度は王が、「勝手なことは許さん!」と出てくる。
で、桐生王と桜花王子の闘いが始まる。
で、くんづほくれつの激しい戦いの中で、間に入ってきた妻を王は切ってしまう。
衝撃の結末。
暗転。
で、ひとり目覚めて、あれは夢だったか、と去って行く桜花。
ほおお、ことりちゃんが継母かあ、彼女も大人っぽい役が出来るようになったんだーと感心してたら、「その解釈は新しい」と言われた。
えーそーなん。
これしか無いじゃん、と思うんだが。
***
つづく。
総踊りになるところで、後ろのせりが上がって、3段くらいになってそこに整列して並ぶんだけど、
平土間1列目:センター桜花、その並びは緋波と貴城と路線若手(櫻子とことりがここにいたか、段上だったか)
2列目:若手と中堅
3列目:超若手
段上がり1列目:高世と桐生&others
と言う具合で、
なんで、二番手、三番手をトップと並びにしないの? と思った。
あとで、降りてくるんですけどね。
段上がりは高い位置だが、客席からは遠いので、案外目立たない。
やっぱり、目の前にセンター桜花、その両横に二番手、三番手、とうい並びをババーンと豪華に見せて、変則の並びに移る、というほうが、観てるほうにはインパクトがあると思った。
***
次、いきましょう。
二幕め 『DREAMS COME TRUE!』 吉峯暁子 作・演出
吉峯暁子といえば、旧OSKではずっと座付きの演出家をしてた人ですね。
旧OSKの最後の公演が『ENDLESS DREAM』だった。
これも吉峯暁子。
夢よ、永遠に・・・と存続の祈りをこめて幕を下ろした。
そして今、「夢がかなった」と、その喜びをタイトルにした(まあまだ前途多難のようだが)。
ここまできた劇団員の感慨を、一緒に感じているであろう吉峯が言葉にした。
私も感慨を覚える。
というわけで、歌詞なんかもそういう思いを抱いて聴くとうるうるもんだが、構成・演出はどうであるかと言うと、作者がプログラムで言ってるように、オーソドックスなショーである。
夢をテーマにしたアラベスクである。
ゆめゆめしいプロローグ、クールに決めるジャズ、スパニッシュがあって、スタンダードで総踊りがあって、アラビアがあって、ロケットがある。
楽曲も、聴きなれたスタンダードナンバーが多い。でも、ビギン・ザ・ビギンやブルームーンやABBAメドレーなんかって、我々にはスタンダードでおなじみだが、お若い方には逆に新しいかもしれない。
***
「アラビアン・ナイト」
これはまさに、ひとりの孤独な男の旅の途中で見た夢ということなんだが。
砂漠を旅する男(桜花昇ぼる)。彼は、滅ぼされた王国の王子で、故郷を追われ、ひとりさまよう。
と、目の前に宮殿が。
ひとりの可憐な少女と出会う(朝香櫻子)。少女はこの国の王女。ふたりは恋に落ちる。
と、そこへ、この国の王が登場。桐生さん、貫禄である。櫻子ちゃんのお父さんにしか見えない。
国王に続いて、妖艶にくねくねしてる女が現れる。牧名ことり。桐生さんとやらしくいちゃつく。彼女は王の後妻だ。櫻子ちゃんの母であった王妃は亡くなった。ことりはその美貌で後釜に入ったのだ。
ことりは、ふたりの間を裂く。
「なにやってるのよ!」バッ!!
「あなたは隣国の王子との結婚が決まってるのよ!どこの馬の骨だかわからない男なんかとくっつくのは許しません・・・ていうか・・あなた、素敵ねえ(と、桜花王子に近づく)・・・いいことしましょう・・ねえん・・」
やらしいー。桜花、たじたじ(困ってないではねのけろ)。
「お母様、やめて!私は彼と行くのよ」気の強い櫻子、継母をひっぱたく。
やったー!
今度は王が、「勝手なことは許さん!」と出てくる。
で、桐生王と桜花王子の闘いが始まる。
で、くんづほくれつの激しい戦いの中で、間に入ってきた妻を王は切ってしまう。
衝撃の結末。
暗転。
で、ひとり目覚めて、あれは夢だったか、と去って行く桜花。
ほおお、ことりちゃんが継母かあ、彼女も大人っぽい役が出来るようになったんだーと感心してたら、「その解釈は新しい」と言われた。
えーそーなん。
これしか無いじゃん、と思うんだが。
***
つづく。
by ichigoshoto
| 2009-07-20 23:28
| OSK