tontonのジュビレ日記

英語と日本語の話 2009/5/30

化学の分野で、英語をそのままカタカナにして日本語として使ってることは多い。
いい日本語表現が見つからなくて、そのままカタカナ英語を使ってるうちに、それが定着しちゃう、ということはよくある。
そうやってカタカナ英語が定着した業界用語がいくつもあるんだが、私がやってる翻訳の業界では、「なるべく日本語で」というのが基本なので、分かりにくくなるなあと思いながら日本語に直すことになる。
研究者の間ではカタカナ英語が市民権を得ているのに、それはいかん、と、翻訳の元締めが言ってくる時、一体誰に向けて翻訳をやっているんだろうと思うことがある。


例えば、"code" という動詞。
生化学の分野では、これはタンパク質の遺伝情報の暗号を持っているという意味で使われ、「このポリペプチドをコードする核酸」なんていう言い方をする。
でも、翻訳の側からは動詞は日本語にしてくれ、と、言ってくるわけで、「このポリペプチドの遺伝情報の暗号を持っている核酸」なんていう言い方になってしまうわけ。
これ、研究者にとっては「コードする」と書いたほうがずっと理解が早いと思うんだけどね。
読むのはもっぱら研究者でしょうに・・・。


"haircare"、"skin care"なんて、「ヘアケア」、「スキンケア」とすればいいところを、「頭髪の手入れ」だの「皮膚の手入れ」だのなんてことになっちゃうのだ。
仕事だから、言われたとおりにしてますけど、時々笑っちゃうのよね。
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by ichigoshoto | 2009-01-30 00:03 | holiday主婦の日常