tontonのジュビレ日記

雪組 「風の錦絵」/「ZORRO 仮面のメサイア」

5月17日東京宝塚昼公演を観ました。

和物のショーが先にあって、お芝居が二幕目というパターン。
で、一幕の和物ショーが「風の錦絵」というタイトルだ。風をテーマにいろいろな場面を見せる。

花道に赤白の提灯が並んだ板塀みたいなのがあって、その前にカラフルに色づけられた幟(ノボリ)が並んでる。歌舞伎座みたいな雰囲気を意識したのか。
で、そのノボリになんか書いてある・・・ふむ・・・「風まかせ」「風雅風流」「風花」「朝凪夕凪」「春風秋風」「風神雷神」「涼風」「つむじ風」「春一番」「突風疾風」(おぼえてきたんじゃないですよ)(開演前に時間があったのでメモった)
・・・ほおお。
こういうのとか、「白浪五人男」のところの舞台前のほうでの白羽と奉行たち、岡っ引きたちとのやり取りとか、ちょっとしたしかけが石田くんらしい。

五人男の場面は、五人組が並んで登場のところは華やか。白羽の岡っ引きが可愛くはまってる。
「風の盆」の彩吹の歌は演歌だ。森昌子の「先生」と一緒に歌える。サビのところなんか、せんせ、せんせ、それはせんせ~い~♪ うん、コード進行、一緒ですなあ。
小坊主のロケットにネコ、そのネコがチュチュみたいな衣装!
「ソーラン節」がとてもスマートで、わたさんがやった「ソーラン」とは趣を異にするなあ。
轟悠、出番は2場面だけど、一緒に踊ってる。しばらく前の「歌劇」などでは、ちょっとふっくらしたかと思ってたけど、絞った顎を見せてくれて、たいした人だなあと思う。変わらず硬質で太く響く歌がいい。
「さくら、さくら」のところは、歌謡ショー。
松本悠里が最後、ジャズダンスのステップを踏んでる!
フィナーレの最後のダンス、飛鳥裕の腰の座り方が一日の長、いや十何年の長!

いつだかOSKの「春のおどり」を松竹座でやってた時、石田昌也を見たことがある。
OSKの和物ショーのエッセンスを取り入れたかなと思った。
和物というと、お着物で日本舞踊、というのがタカラヅカでは不文律のような感じだったが、ちょっと変化を見せた。コンパクトにまとまっていて、時間(30分強)もちょうどよく、最後まで飽きないで楽しく観ました。


***


芝居のほうはね。谷正純作・演出ですが。

カモ~ン、マサ~・・・でしたなあ。

言いたいことはわかる。谷さんの思いも解るんだけどね。

搾取する支配者への抵抗、というよくある構図なんだけど、ちょっとマジメに取り組んじゃったところがあって、それが「勧善懲悪」の他愛ない冒険活劇として徹底できなかった。
「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」みたいに誤楽活劇に徹してしまえば良かったんじゃないか。あちこちの不整合はすっ飛ばせたと思うんだが。

例えば、インディアンの血が流れてるディエゴは捕まらないの? とか、家が無くなったディエゴはあのピンクのおきれいな服をどこで調達したの?とか、爆破するぞと宣言されたのに、なんで一騎打ちなんか始めちゃうのか、また、死んだメンドーサを抱いて歌なんか歌ってるけど、のんびりしてる暇ないでしょうに?(あとで、抜け道を作ってあった、と説明してたけど)(それでも、あの場合は一刻も早く脱出を、てとこだろう) そもそも、あそこでゾロとメンドーサが一騎打ちを始めるのが意味不明、まだある、捕まえたレディゾロをみんなの前に連れてきて始めて仮面を取るって?(緒月くんが驚いてましたが)(捕まえた時にまずすることが仮面を取ってゾロが誰であるかを知ることだろう) ベルナルドが言葉を発しないというのは何かの伏線かと思ったけどそうでもなかったみたいで、肩透かし(歌える彼に声を出させないとは勿体ない)・・・みたいな(ずいぶんありますなあ)(まだ他にも)(ま、しかし、連れは面白かったと言ってたから、感じ方はそれぞれなんだなあ)。

救いは、まず水のゾロは決まっててカッコ良かったし、アリの脳みそと言われるガルシアの馬鹿さ加減は笑わせてもらったし、ロリータのおキャンぶりも白羽がはまっていて面白かった。
ガルシアの「しらみつぶしに探せ」と言うところを「ノミを潰して」なんていう言い間違いなどは面白かったし、谷さんは落語に精通してるということだから、そっち方面のほうが向いているんじゃないか。

フィナーレのダンスで、白羽が彩吹や音月なんかとちょっとずつ組んで踊るシーンで、それぞれの笑顔が爽やか。これで白羽はさよならか。ちょっとしんみり。

今日はこんなところで。続きはあるかないか。
ところで、面長大好きなくせに、水夏希を描いていないことに気付く。なんでかなあ・・今度描いてみようと思います。
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by ichigoshoto | 2009-05-17 22:53 | タカラヅカ