tontonのジュビレ日記

月→雪→宙 その4

間があいてしまいました。
気がつけば、星組始まってるし。(もう観てきたし)
サクサクいくはずが、中途で止まってしまうのね。

奏乃はるとクン? 組長? なんなの?

と、思ってた方、いらっしゃるかどうか知りませんが、今日、(半分)謎があかされます(大げさ)。
もちょっと、お待ちください。



さて、

「ドン・カルロス」。

原作があり、オペラにもなってますが。
ま―あの、題材としては結構タカラヅカ向きなんではないかと思うんですがね。

木村くん、相変わらずの学芸会風の劇作だよね。
観ながらどんどんテンション下がっていきました。



演じているひとたちには文句はない。それこそ、隅から隅まで「入魂!」でやってます。
それだからこそ、気の毒で。
もったいなくて。

物語をなぞるだけのドラマ展開。

王妃が王子(=ドン・カルロス。音月くん)とあれほど大騒ぎして会いたがるから、どんな理由かと思ってたら、え、そんなこと? だし。

王子の疑惑が晴れるところなんか、凄く美味しいところなのに、さらーと流れた。カタルシスなんかこれっぽっちもない。

ネーデルランドの改革の話なんか、上っ面だけで、ちぎくん演ずるポーザ侯爵がどれだけ現地で心を痛めてきたか、それが迫ってこない。彼が熱演してるだけにね、う~ん・・。
ネーデルランドの場面を一つのシーンとして作れば、もっと核心に迫ることができたと思う。
王子は変革の流れに賛同しているわけで、王子の人柄に厚みが出ると思うんですけど。


経費節減だか、めんどくさかったんだか分りませんが、
仮面舞踏会に王子がレオノール(=女官。ミミちゃん)を連れてくところ、なんでそのままの衣装?
なんで、ドレスに着替えさせないか。

貴族たちの集まるところに、下の人をいれることなどご法度である。
それを無視して、手を引いていき、真ん中でダンスするのだ。
ここは、王子がいかにこの女官を特別な人だと思っているかを明らかにする場面でしょう。

仮面付けてれば、わかんないでしょう、なんてことじゃないのよ。

素敵なドレスが用意してあって、ミミちゃんに着せてあげて(ここは、すべてお見通しで私にお任せ、の乳母かなんかいるといいな)、あー似合う、素敵だ。さー行こう!
て、手を引いて乗り込んでいくんじゃなくちゃ。

カタルシスなし。

大体、女官の服のままじゃ、仮面をつけてたって、周囲にバレてしまうだろう、というのは、小学生にもわかる。


まーそんな調子で、全編、文句たらたらです。


も一つ言わせてもらと、
簡単な言葉の連呼(これ、木村くんの定番)。
みんな揃って連呼。幼稚園の発表会みたいだ。


みんな揃ってといえば、机バンバン叩いたりとかもね。
あれ、相当練習したのはわかりますが・・・。
もっとハイレベルのところで、やらせてもらえないでしょうか。
持ってる技術の持ち腐れだ。



木村くんは、舞台芸術を、タカラヅカをどう思ってるのか。
上っ面なぞっただけの学芸会みたいな作り方、ほんとにいいと思ってるのか。
タカラヅカだから、「おんなこども」が観に来るから、しちめんどくさいことはハショっといて簡単にしないと理解できないだろう、とか思ってるのか。

彼にノウハウはあるはずだ。内面を掘り下げたドラマを作ろう、と意識していただきたい。




というわけで、文句たらたらしてますが、演じている方々には文句ない。



tonton的トピックとしては、


牢屋に閉じ込められた王子のところにやってきたレオノールミミちゃんが、彼に死ぬなと、思いのたけを述べるところ。
ここのセリフには文句ありですが(「男の人は勝手です」てなによ、アレ)、ミミちゃんの演技にはほろりとさせられました。


あと、(お待たせしました)
裁判のところで出てくる異端審問長官の奏乃はると氏。裁判長だわね。

彼の演技が凄かったです。
タカラヅカを超えてる、というと、語弊があるかな。
でも、いわゆる男役の作りではなくて、冷徹に仕事をこなす異端審問長官。それに徹してました。
この凄い人、だれ? 思わずオペラでのぞきましたよ。

王子が弁明を初めて、周囲の人たちが呼応して歌いだす。
ここのところで、長官さまは、結審の合図をすべく木槌を振り上げ、そのまま止まってるんですね。
数分か。1‐2分か。わからないけど、結構長く感じました。
微動だにしない。


ドラマに感動しないで、変なところに感動したtontonオバサンでありました。




組長、サイコー!
については、次回。
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by ichigoshoto | 2012-07-23 11:30 | タカラヅカ