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tontonのジュビレ日記

花組 「復活」/「カノン」 その1

東京宝塚劇場公演。

「復活」は、トルストイ原作のアレですね。
原作はどうのこうのというのはさておきまして、タカラヅカ版「復活」について。

結構いろいろあるストーリーをコンパクトにまとめて、ダイジェスト版でお送りしました。的な印象です。
ストーリーはわかりやすい。
あれがこうなって、だれがこう動いて、で、結果、こうなるのね、と。

ですが、筋書きを追うのに時間がとられて、ドラマが描ききれていない。

かつて自分が弄んだ娘の窮地を救い、結婚しようと思うに至るまでのネフリュードフの心の動きなんか見えないし、カチューシャが今でもネフさんを愛してるのはなんでかってのも伝わってこないし。
それで、最後にカチューシャがシモンソンを選ぶというのも、すんなりとは入ってこないわけですよ。そもそも、シモンソンとカチューシャとの間に愛は芽生えたのか否か。

そこらへんがもやもやなんだけど、だけどですね。
終わってみたら、私、泣いてました。
アレレ・・?
どこで涙腺が緩んだんだか。わからないです。
ロシア民謡の持つ哀愁にやられたのかもしれません。

ま、そんなこんなで、壇上でトップスターと相手娘役が寄り添わないエンディングというのも珍しいし、トップスターさんが銀橋を渡って去っていくのに合わせて幕が下りる、というのも、なんか退団公演のようで・・ね。
ちょこっとむずむずするもんが残りましたが。




そういうのはおいといて、ワタクシ的見どころに行ってみましょう。



***



裁判の場面。
ずらりと、陪審員が並んでるんですが。
これが、イケメン揃いでしてね。
ちょ、ちょっ・・・うわーこれはっ! 
てな感じで、オペラでしっかり拝ませていただきました(らんとむ、ごめんよ)。

イケメン陪審員の方々

彩城レア
冴月瑠那
輝良まさと  
真瀬はるか  
日高大地

の諸君です。

だれがどこに座ってたかわからないオバサンです。
プログラムには、1~5まで番号振ってあるけど。
舞台のテーブルにも番号つけてくれるとありがたいですな(そんなことより早く顔を覚えなさい)。



***



今回、京三紗おばさまのご出演を知って、あーまた場面をかっさらうことになるんだろうなと思ってましたが、期待にたがわぬ演技で、楽しませてもらいました。
押しとアクを品よくまとめて押し出し、この方が話し出すと、いっぺんにスポットライトがあたってるようでした。
宙組の「誰がために鐘は鳴る」のときも、準ヒロイン的突出でした。ステージのバランス的にはいろいろあるのかもしれないけど、この個性は面白いと思います。



***



花組って満月顔の若手男役、なにげに多いですね。
望海風斗、朝夏まなと、鳳真由の諸君とかですが。
それぞれ個性はあるんだけど、出てくるとまん丸でね。
だからどうっていうのじゃないけど。
瀬戸かずやクンなんかが出てくると、一息ついてみたり。
わたるさんだってまる顔でしたから、人のこと言えませんけど。


ところで、ノゾミくん、歌いいですね。
今回認識しました。




今日はこんなところで。
続きはあるかないか。たぶんあるでしょう。
by ichigoshoto | 2012-03-10 09:00 | タカラヅカ