tontonのジュビレ日記

ADDIO/Dance of JOY その1

OSKの三越劇場公演を観てまいりました。
三越劇場公演は、昨年の秋に続き、2回目。
今回は、桜花昇ぼるクン、桐生麻耶クンがご出演です。
1幕がお芝居、2幕がショーの2部構成です。
以下、印象みたいなメモみたいなもんですが、ざっくりと。



ADDIO

OSKの芝居を見るのは久しぶりかな。
”ADDIO”って、別れの言葉ですわね。誰か退団? かと思ってしまうね(サガです)

桂稀けいとくんが退団でした。
おつかれさまでした。と同時に、ちょっとさびしい。
また、旧OSKからの団員がひとり抜けますね。


さて、このお芝居。
ベルディのオペラ「レニャーノの戦い」が基になってるんだそうで。
このオペラ、あまり演じられない演目ですね。
オペラのほうのストーリイは、
こちらあたりで。

OSK版ではちょっと脚色があるみたいですが、アリーゴ(桐生麻耶)の恋人(OSK版では妻)だったリーダ(牧名ことり)が、今はロランド(桜花昇ぼる)の妻となってるというところは同じ。


ロランドさん、イタリア男だな―。
親友の奥さんが一人になったので面倒をみる、好きになっちゃうまでは、当然の成り行きとして。
ここで、めとっちゃうところが、イタリア男だ。ラブラブ、ハッピーになっちゃうところがイタリア男だ。
生きて帰ってきたアリーゴを見て、喜ぶより先に「ヤバッ」の気分になっちゃうわけですね。
なんか、ちょっとうしろめたい主人公とヒロイン。
ベルディのオペラなんかでは、そんなん当たり前、の世界だけどね。

アリーゴさんは怒り、決闘を申し込む。
チャンチャンバラバラやってる間に、リーダが割り込み、アリーゴは間違ってリーダを切ってしまう。
抱きかかえると、リーダが手を伸ばす相手は、なんと、ロランド!

愛する人の面影を胸に、大変な思いをして帰ってきてみれば、奥さんは親友のものになっていて、暮らしていくためにしかたなく、というのならまだしも、自分のことなんかとっとと忘れちゃってる。とは、アリーゴさんにとっては踏んだり蹴ったりであります。
自殺するしかない。

でまあ、それは当のリーダにとってもショックであったわけで、彼女はその後、修道女となってひっそりと暮らしている、ということが、腰の曲がった老修道女の最後の言葉から判るんですね。
言ってみれば、彼らは戦争の犠牲であった(とは、お芝居では言ってませんが)。
余韻が残りますね。

自分が放した鳩を射落とすほどロランドに疑われ、夫不信に陥りながらそれでも最後はロランドを選ぶ、というリーダの心境はよくわかりませんでしたけど。


さて、OSK版での脚色である、奥さんのスパイ疑惑とか、小道具として出てくる鳩と手紙とか、その疑惑を探っている兵士(楊琳)の過去の話であるとか、ちょこちょこと不審な挙動の女中とか、このあたりは上手くつなげて面白いドラマになりました。

女中役の美砂さん、ワタクシ的に今回のヒット!
楊琳クンに問い詰められ、苦境を吐露するところ、ほろりとさせられました。

桜花ちゃんは、絶対的存在感。イタリア男も、立派な愛すべき悲劇の主人公になってしまう。

ことりちゃん、彼女の楚々とした美貌と儚さは、悲劇のヒロインとしての必要条件を十分に満たし、不思議と納得しちゃう。
歌声が心地よい。
余計な話だがエリザベートを演ったらどうなるかな、と思ったりしました。

桐生さん、凛々しく逞しいお姿は堪能しましたが、アリーゴさん踏んだり蹴ったりで、気の毒でした。

蒼音クン、かっこいい。この人の実力は入団当時から見えてましたけど、すっかり立派な役者になりました。


ショーじゃないからそれもありなんだけど、ダンスシーンが少なかったです。
村娘役の若手の娘役さんたちがよく踊ってた印象で、男役のダンス、なかったみたいで。
重いコスチューム着けてるからなのかもだけど。もったいないと思った次第。


ショーについては、またあした(じゃないかも)
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by ichigoshoto | 2012-02-29 09:00 | OSK