tontonのジュビレ日記

昔は夏用の装いがあったような

いま、クールビズとかって騒いでますが。
あの黒っぽい背広で夏も過ごす、という風習はいつごろから定着したのだろうか。
冷房機器の普及によって、どこもかしこも冷房が入っていて当たり前の社会になったおかげだろうと思うが、考えてみると、ちゃんと暑い夏があるのに、冬と寸分たがわぬ服装でいられること自体、おかしいことだろう。

私がこどものころ、父を代表とする大人の働く男性は、夏は白い開襟シャツに淡い色合いのズボン姿が定番だった。そう、開襟シャツ。ネクタイを締める必要のないシャツ。これに、ベージュや薄いグレーのズボン。今の黒尽くめのスーツより何倍か涼しそうだ。

で、おしゃれな人は麻を着たのね。
麻のスーツ。
私が世話になった研究室の教授はたいそうダンディで、夏になると、白の開襟シャツに麻の上下、それにオフホワイトのパナマ帽を被って現れた。研究室はもちろん、大学自体冷房なんてありゃしなかったが、教授の周りは涼しい風が吹いていた。あの装いは涼しそうに見えて、きちんとして見えた。あれはおしゃれだったなあ。今はトンとお目にかかることがなくなった。

おしゃれを自認する若者よ。ダサいおじさんをばかにする若者よ。
オフのときばかりじゃなくて、オンのときも、どぶねずみ色のリクルートスーツじゃなくて、きちんとしていて涼しくておしゃれな装いを考えてくれることを、オバサンは期待しているよ。
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by ichigoshoto | 2005-08-05 15:22 | holiday主婦の日常