tontonのジュビレ日記

OSK 「レビューin KYOTO III」 その3

アラビアのシーンで、桜花―櫻子―ことり―桐生の四つ巴の愛の争奪戦と共に見るべきは、緋波と貴城の家来コンビだろう。ふたり、髭をつけてるが、緋波は顔半分は覆っているというぼうぼうのあごひげ、そして貴城は鼻の下のドジョウだかみみずだかのようなチョビ髭。その対称の妙に思わず笑いがこみ上げ、こちらでは真剣そのもののドラマが展開されているのに、そっちを見ると笑ってしまう、ここで笑ってはいけないので見てはいけない、でも目はそちらに行く、笑いをこらえる、という、おかしなことになっていてた。
で、貴城さんは、桜花と桐生が剣を交えている横をちょろちょろと行ったりきたり。この兵士は臆病もののようである。はっきり言って邪魔をしているだけ。緋波さんは終始マジメな表情をくずさないが、彼も役にはたっていない。おふたりは最近コメディエンヌに目覚めたようである。ふふふ・・・。


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前後するが、オープニングの次に戻ろう。
シーンはジャズ。

①「ピーターガン」:高世ほか男役群団のクールなダンス。セリ上がりを待っている間にワクワク。色違いのスーツにハット。高世くんは「ブルーアンバー」のイメージなのかな(「ブルーアンバー」見てませんが)。彼がボスのようである。すかした子分たちが喧嘩をするんですね。それをボス高世が手を上げる合図で一喝する。
おお、かっこよい。ここのところは、ビシッ、ビシッと、キメキポーズの連続で出来ている。これから始まるジャズシーンのプロローグとして受け止めました。

②「The Lady is a Tramp」:桐生と娘役。桐生がレモンイエローのスーツ。このレモンイエローがとってもいい色でベストの色合いととてもよく融合している。桐生さん、かっこいいー。ここでピンクを主体にしたドレスの朝香櫻子ほかの娘役が出てきて、踊る。楽しそうな雰囲気。娘役のつま先がシャープで爽快。

③「Sing Sing Sing」:階段センターにスタンバイする桜花。なんか始まりそうな予感にまたワクワク。
このシーンは圧巻でした。桜花と娘役、桜花と男役、それから全員出てきて、総踊りになる。白い手袋はめてるのがフォッシー風(白手袋を見るとフォッシーと思う単純回路かパブロフの犬か)。今度のショーで一番好きなシーンかもしれない。最後に向けてどんどん盛り上げて、ババーンと終わる。OSKはこうじゃなくちゃな。
桐生、朝香のダンスに満足。


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さて、ひさびさにはやみ甲が振付に戻ってきたということは私にとってトピックであって、「エンドレ」の「テイクファイヴ」ではまり、「闇の貴公子」のオープニングのダンスに唸らされた身としては、ぜひ戻ってきて欲しいスタッフの一人だった。


今回は双方とも様子見、という感じがしましたが。
というより、はやみさんは夢組との棲み分けをしようと目論んでいるのか。
ともあれ、今後、互いに手のうちを知りつくしたところで、なにが出てくるか楽しみにしたい。
というか、若手の何人か、頑張れ。



つづく。
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by ichigoshoto | 2009-07-23 14:47 | OSK